【尼崎・求人】介護施設での看護師の役割・業務内容と介護施設で求められる資質 | リンクハート | 兵庫県尼崎市のサービス付高齢者向け住宅

高齢者の健康管理と療養生活のサポート

介護施設で働く看護師の主な役割は、入居者の健康管理と療養生活のサポートです。

• 健康管理：バイタルチェック（体温・血圧測定）、口腔ケア、爪の手入れ、耳垢除去
• 療養生活のサポート：軟膏塗布、湿布貼付、軽微なケガの処置、ストーマ器具の排泄物廃棄、導尿のためのカテーテル準備

このように、入居者一人ひとりの健康状態を常にチェックし、必要な処置を行うことで、安心して療養生活を送れるよう支援しています。

医療業務と医師との連携

介護施設に勤務する看護師は、施設に入居されている方々の健康管理を担っています。主な医療業務としては以下のようなことが挙げられます。

• 医師の指示に基づいた点滴や与薬、採血
• 褥瘡の手当てなどの処置
• たんの吸引
• 医師への報告と相談

このように、医師の指示の下で医療業務を行います。医療と介護の架け橋として、入居者様の健康状態を常に把握し、医師と情報を共有することが重要な役割です。

プライベートと両立できる働き方

介護施設の看護師は、夜勤業務がない職場や短時間勤務の職場が多く、プライベートとの両立がしやすい環境にあります。日勤のみの8時間勤務、4～6時間の短時間勤務、残業がほとんどないなど、施設によっても労働環境は様々です。

子育て中の看護師や、家庭との両立を重視する看護師にとって、介護施設での就業は大きなメリットがあります。無理なく働けるためストレスも溜まりにくく、長期的にキャリアを積むことができます。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、要介護3～5の方が長期にわたって生活する施設です。特養での看護師の主な業務は以下のとおりです。

• 入所者の健康管理：バイタルチェック、軟膏塗布、服薬管理など
• 生活のサポート：食事介助、口腔ケア、レクリエーション補助など
• 医師の指示に基づく医療業務：点滴、胃ろう、褥瘡処置など

介助業務は基本的に介護スタッフが中心になって行われますが、例えば嚥下機能に不安がある方や健康状態が気になる場合などは看護師が食事をサポートすることもあります。特養は看護師の24時間常駐の義務はなく、夜勤がない施設も多いです。プライベートとの両立がしやすい点がメリットです。

有料老人ホーム

有料老人ホームには「介護型」「住宅型」「健康型」の3タイプあり、看護師の職場としては介護型の有料老人ホームが中心です。要支援・要介護の認定を受けた高齢者が入居し、介護や生活支援サービスを受けながら自立した生活を送ります。看護師は、入居者の健康管理を中心にサポートします。

具体的な業務内容は以下のとおりです。

• バイタルチェック
• 服薬管理
• 簡単な医療処置
• 健康相談

看護師の役割は、入居者の体調管理と早期の異常発見にあります。介護職員と連携し、入居者の健康と安全を守ることが求められます。有料老人ホームでの勤務は、施設によって日勤メインの求人もあり、比較的プライベートとの両立がしやすいでしょう。

デイサービス

デイサービスは、利用者が通所して日中の生活全般にわたる支援や機能訓練を受けられる施設です。利用者がなるべく自宅で日常生活を送れるようにサポートします。

看護師の主な業務内容は以下のとおりです。

• 入浴介助
• 食事介助
• 排せつ介助
• レクリエーション
• 機能訓練
• 健康チェック
• 送迎業務

利用者の方々の心身の状況を考慮し、生活のリズムを大切にしながら日常生活の自立を支援していきます。また、社会的孤立感の解消や家族の介護負担を軽減する役割も担っています。宿泊は伴わないため夜勤業務はなく、施設によって休日が設けられていることもあり、しっかり休みが取れます。

高齢者への理解と思いやりの心

介護職員や看護師など、介護施設で求められる資質の一つが、高齢者への理解と思いやりの心です。高齢者は、加齢による身体機能の低下に伴い、認知症の症状・排せつの失敗・物忘れ・意欲低下など、様々な課題を抱えることがあります。このような高齢者の気持ちに寄り添い、ご本人の残存能力を最大限引き出しながら、プライバシーの確保・尊厳を守ることが不可欠です。思いやりの心を持ってご本人の立場に立ち、共感的な態度で接することが大切です。このような高齢者への深い理解と共感、思いやりの心は、円滑な業務につながります。

チームワークを大切にする姿勢

看護師は介護スタッフや医師をはじめ、他職種のスタッフと協働しながら業務を行います。そのため、お互いの役割を理解し尊重し合う姿勢が大切です。例えば、体位交換やおむつ交換の際は2人で介助を行いますが、お互いの動きがバラバラだと利用者に不快な思いをさせてしまいます。日ごろから良好なコミュニケーションを取り、息が合っていれば円滑に介助できます。

また、介護職員や看護師同士で利用者の情報を共有し、問題点や解決策を検討することで、介護サービスの質を高めることができます。上下関係にこだわらず、お互いに意見を言い合える関係性の構築が重要です。このように、介護施設での業務はチームワークが欠かせません。コミュニケーション能力と他者を尊重する姿勢を持ち、チームの一員として行動することが求められます。